土地ありの場合の注文住宅の費用相場とは? 完成までの流れも解説!
土地があるか無いかによって注文住宅の費用は大きく変わってきます。また、住宅を建てて実際に住むまでの流れも少し変わってきます。そこで本コラムでは、土地がある場合の注文住宅の費用相場と注文住宅を建てるまでの流れを紹介していきます。
土地を所有している場合の注文住宅の建築費用相場
土地を所有している場合は、土地購入の費用がかからないのでその分費用が安く済みます。土地がある場合の建築費用の全国平均は3,724万円となっています。細かく見ると首都圏が3,586万円、東海圏が3,377万円、近畿圏が3,274万円となっています。地域によって値段の差が出るのは土地の費用なので、建築費用に関してはあまり大きな差はありません。自分の希望や予算のバランスを考えて建築費用を決定しましょう。
土地ありの方が注文住宅を建てるまでの流れ
土地の整地また建物の解体
土地がある場合は土地探しをする必要がないので、比較的早く注文住宅建設に移ることができます。しかし、家を建てる前に土地の整地、また建物が建っていた場合は解体作業が必要です。およそ以下1カ月を目安に考えておきましょう。
建築会社・ハウスメーカーの決定
土地の準備ができたら住宅を建ててくれる建築会社・ハウスメーカーを決定します。住宅完成日の8~10か月前には決めておくことをおススメします。事前に立ててほしい建築会社が決まっていない場合はモデルルームなどを見学し、実際に建築会社が建てている家を見てから判断してください。自分が建てたい家のデザインや価格を見て決めるのではなく、建築会社の建設のこだわりや実績も考慮すると納得のいく注文住宅を建てることができるでしょう。
住宅ローンの申し込み
建築会社・ハウスメーカーの決定と並行して住宅ローンの申し込みも行っておきましょう。注文住宅は家を建てるまでにいろいろな費用がかかってしまうので早めに申し込んでおきましょう。
住宅プランを決め施工に移る
建築会社・ハウスメーカーが決定したら、実際にどのような家を建てるか決めていきます。会社側と打ち合わせをすることで、自分たちにあったプランを提起してくれるので、納得のいく住宅プランを選びましょう。プランを決めたら仮契約を結びます。さらに細かい家の材質や設計なども決めていき、最終的にどのような家を建てるかが決まると、工事の契約を結び住宅の施工に移ります。施工中は特にすることはありませんが、住宅に合った家具や家電などを選んでおくと良いでしょう。
住宅の確認をして登記
住宅の引き渡し1カ月前になると竣工と呼ばれる状態になります。工事をいったん終了し、検査や立ち合いを行うのです。確認が完了したら登記を行い、物件の譲渡が行われます。それが終わればやっと住宅が自分たちのものになります。
土地があるかないかで、必要な費用は大きく異なる!
土地がある場合、土地代はかからないので土地が無い場合よりも費用は少なく済みます。土地がある場合、家を建てる費用が全国平均3274万円なのに対し、土地が無い場合は全国平均3506万円と高め。およそ300万円の違いとなっていますが、土地の値段は首都圏や近畿圏など都市部につれて高くなっていきます。そのため首都圏や近畿圏、東海圏で家を建てようと思っている方は、300万円以上の差があるということを理解しておいてください。
土地がある場合は費用面で余裕ができる!
土地がある場合の注文住宅の費用相場と注文住宅を建てるまでの流れを紹介してきました。土地がある場合は無い場合よりも費用面に余裕ができるため、その分を住宅のグレードアップに使ってみても良いかもしれません。家族や業者の人たちとじっくり相談をして納得のいく住宅を建てましょう!