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2025.03.04

対面キッチンの種類6選!
メリット・デメリットや選び方をご紹介

今や主流となってきている「対面キッチン」。キッチンの形状には「対面キッチン」と「壁付けキッチン」の2タイプがありますが、9割ほどが対面キッチンを選んでいるとされています。

では、なぜ対面キッチンが選ばれているのでしょうか? 本記事では、対面キッチンの種類や人気の理由、メリット・デメリットについて解説します。新居での快適な生活のためにぜひ参考にしてください。

キッチンの種類は「対面」「壁付け」の2種類

キッチンには「対面キッチン」と「壁付けキッチン」の2タイプがあります。「対面キッチン」とは、ダイニングやリビングに対面する形で料理ができるキッチンのことで、開放的な作りになっているのが特徴です。リビングやダイニングと壁で仕切られていないため、家族との会話を楽しみながら調理をしたり、テレビを見ながら作業することができます。

一方「壁付けキッチン」は、対面キッチンとは対照的で壁に面しているため、集中して料理ができたり、壁面収納を多く設置できるといったメリットがあります。

最近では、特にコミュニケーションの取りやすさや動線効率の良さから、対面キッチンを採用する住宅が多くなっているようです。

対面キッチンの種類6選

対面キッチンには、主に6つの種類があります。同じ「対面」であってもそれぞれ特徴が異なり、家族構成や家の間取りなどによって向き・不向きがあるため、一つずつ特徴を確認してみましょう。

1.オープンタイプ

オープンタイプとは、正面に壁や吊戸棚などが一切ない対面キッチンのこと。キッチンのどこにいてもダイニングやリビングを見渡すことできるため、開放感を感じられます。

その一方で、リビング・ダイニングからもキッチン全体が見えてしまう点には注意が必要です。調理中の様子や片付け前の雑然とした状態が丸見えになってしまう恐れがあるため、気になる方もいるでしょう。

2.セミオープンタイプ

オープンタイプとは異なり、腰壁やコンロ前に壁などを設置して、一部分がダイニングやリビングと仕切られているキッチンをセミオープンタイプと言います。

セミオープンタイプはオープンタイプと比較して、料理中の手元や調理器具が相手から見えにくい点がメリット。急な来客でも生活感を出したくないといった場合に便利ですが、デザインやカウンターの高さに影響されることも覚えておきましょう。

3.アイランド型

アイランド型は「島(アイランド)」のように、壁に接することがなく独立したキッチンです。対面キッチンの中でも特にスタイリッシュな印象で、全方位から手を伸ばせるため、複数人での料理にも向いています。

ただし他の対面キッチンの種類に比べて、収納スペースが少なくなりやすいため注意が必要です。

4.L型

L型キッチンとは、アルファベットの「L」の形を模しているキッチンのこと。対面キッチン・壁付けキッチンのどちらにも適している形となっています。直角に曲がるコーナー部分には作業台、各面のどちらかにコンロとシンクがそれぞれ設置される作りが一般的です。

ただし、コーナー部分をうまく活用できないと使い勝手が悪くなってしまうため工夫が必要になります。

5.セパレートタイプ(Ⅱ型)

作業スペースが平行に2列並んでいるのがセパレートタイプ(Ⅱ型)の特徴です。シンクとコンロが前後に独立しているため、作業スペースを広く取れる点がポイント。ただし、シンクとコンロの間で鍋や食材を移動する際には、床を汚さないよう注意が必要です。

なお、作業スペースが広めに取られている分、比較的費用が高くなりやすい点も覚えておきましょう。

6.セミクローズドタイプ

セミクローズドタイプは、セミオープンとクローズドタイプ(独立型)の中間に位置するタイプで、ほどよい開放感と独立感が両立しているのが特徴です。

オープンタイプやセミオープンタイプと比べると開放感は控えめですが、手元や調理器具が周りから見えづらくなるだけでなく、油はねや水はねの対策にも有効です。

対面キッチンが人気の秘密

続いては、対面キッチンがなぜ多くの方に選ばれているのか、メリットとデメリットを確認しながら人気の理由を深堀していきます。

対面キッチンのメリット

対面キッチンには様々なメリットがあります。中でも特徴的なメリットを3つご紹介します。

部屋が広く感じられる

対面キッチンには、部屋が広く感じられるメリットがあります。特に仕切るものがないオープンタイプやアイランド型の対面キッチンは、天井も含め、リビング・ダイニングとキッチンがまとまった空間のように感じられるでしょう。

コミュニケーションが取りやすい

対面キッチンは、料理中でもリビング・ダイニングにいる家族とコミュニケーションが取りやすいといったメリットもあります。

料理をしながら家族の様子を確認できるので、まだお子様が小さいご家庭でも安心。来客時には、お茶の準備をしながら会話することも可能です。リビングが見通せる対面キッチンは、料理中に家族と一緒にテレビを見ることもできるため、孤独を感じにくい配置と言えるでしょう。

配膳や片付けがしやすい

家事動線が良いことも大きなメリットです。カウンター側から食器類を下げられるため、食事の後片付けでキッチンとダイニングを何度も往復する必要がありません。また対面キッチンの種類によっては、壁付けキッチンよりも作業スペースを広く確保でき、複数人での料理もしやすくなります。

対面キッチンのデメリット

メリットが多く、人気の対面キッチンですが、設置後に後悔しないためにもデメリットがあることも理解しておきましょう。

来客時の視線に気を付ける必要がある

対面キッチンは、通常フラットな作りになっています。特にオープンタイプやアイランド型の場合、手元やキッチンの中が見えてしまうケースもあります。

あらかじめ来客があると分かっていれば問題はありませんが、急な来客の際にキッチンの中が見えてしまうことを嫌う人もいるでしょう。気になるのであれば、腰壁のあるタイプやカウンターに高さのあるキッチンを検討してみてください。

広いスペースが必要

対面キッチンを設置するには、十分なスペースが必要です。後ろに壁や食器棚などがあるため、キャビネットを開くための十分なスペースを確保しなければいけません。

さらに複数人で作業する場合は、すれ違えるだけのゆとりも欲しいところ。また、かえって広すぎると作業効率が落ちてしまうことも考えられるため、適度な幅を調整する必要があります。なお、一般的な対面キッチンでは4.5畳程度の広さが必要になると言われているため、参考にしてみてください。

料理中の匂いや油はね・水はねに注意が必要

壁で仕切られていない分、料理の匂いや油はね・水はねに注意が必要です。料理の匂いで家族と食事のメニューについて会話が弾むメリットも考えられるものの、匂いがリビング・ダイニングのカーテンやソファなどに移ることもあります。またシンクやコンロ周りに壁や腰壁がない場合、周囲の床が汚れてしまい、こまめにお手入れが必要になる可能性もあるでしょう。

使い道に合った対面キッチンで日々の家事が快適に!

おしゃれで使いやすく、コミュニケーションも取りやすいイメージのある「対面キッチン」。いろいろな種類があり、利便性も異なるため、どのような対面キッチンが自分たちに適しているかを予め整理し、満足できるキッチンを選んでください。

アーレックスでは、多くの分譲住宅や注文住宅を施工しており、分譲住宅でも、一つひとつの間取りに合った見た目や使いやすさにこだわったキッチンを設置しています。

また注文住宅を検討されている方には、様々な対面キッチンの施工事例を基に、ご希望に合ったキッチンをご提案することも可能です。愛知県名古屋市・豊田市周辺で住宅を探す上で、キッチンにもこだわりたいとお考えの方は、ぜひお問い合わせください。