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2024.08.17

完成見学会の有効的な活用方法。抑えておきたいポイントや当日のマナーについて。

完成見学会とは

「完成見学会」とは、すでに完成している住宅を実際に見学できるイベントのこと。オープンハウスとも呼ばれ、ハウスメーカーや工務店のスタッフ立会いのもと行われます。アーレックスでは、現在販売中の分譲住宅(建売)を見学できるイベントを指し、愛知県を中心に毎週20会場以上で完成見学会を随時開催しています。

モデルハウス(住宅展示場)と完成見学会の違い

モデルハウスとは、ハウスメーカーや工務店が見学用に建設した一戸建てのこと。住宅展示場とも呼ばれ、メーカー各社のモデルハウスが一カ所にまとまって建てられています。複数のモデルハウスを一度に見学できるため、各メーカーのメリットやデメリット、特色などを比較&検討することが可能です。またメーカーが管理する分譲地に、そのメーカーのモデルハウスが建てられているケースもあり、弊社の「日進モデルハウス」「豊田住宅展示場」がそれに該当します。

一方、完成見学会では、その名の通りオーナー様が建てられた注文住宅や、すでに完成している新築の分譲住宅を見学することができます。モデルハウス見学では、メーカーごとの長所や特徴を知ることはできますが、実際の家の広さやデザイン、予算感などは参考になりにくいもの…。アーレックスでは、実際に完成した様々なコンセプトの分譲住宅を内見できるので、モデルハウスよりもリアルな生活の雰囲気を感じることができます。

完成見学会の利点

では、具体的に完成見学会にはどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

直接見て、聞いて、質問できる

仕上がった注文住宅・分譲住宅を目にしながら、直接担当者に質問できるのは、完成見学会ならではのメリットの一つ。この機会に、聞きたいことは何でも聞いておきましょう。

視野を広くしたり、新たな視点を得ることができる

思いもしなかった間取りやデザインなど、自分たちが知りえなかった情報を得ることができるのも見学会の良いところ。家づくりや家探しの具体的なヒントを得られるのは、完成見学会ならではのメリットです。また、複数の物件を見学することで、見る目を養うこともできるでしょう。

理想の家づくり・家探しを有益に進めることができる

間取りや広さ、日当たりや風通し、こだわりポイントなど、完成物件から得られる情報によって、実際に暮らした際のイメージが湧きやすくなります。よって理想の住まいのイメージが明確になり、家づくりや家探しを効率的に進めることができます。

完成見学会に行く前に準備しておきたいポイント

完成見学会に向かう前に、いくつか準備しておきたい項目をまとめました。

自分たちに合った理想の住まいをイメージする

マイホームの購入を決めてまずやることは、家族で「どんな家にしたいか」を話し合うこと。立地や間取り、価格やデザインなど、家族みんなで理想の住まいを洗い出すことから始めましょう。まずは通勤や通学、買い物など、よく行く場所との関係から「どこに住みたいのか」を決めることが重要。また、家族全員がしたい暮らしを実現するには、どのくらいの広さや間取りが良いのかなど、具体的に話し合うことで家族にぴったりな住まいのイメージが湧いてくるはずです。

理想のイメージに合った見学会場を見つける

購入したい物件のイメージが固まったら、さっそく調査開始。希望条件をもとに情報を集め、見学会場を探してみましょう。この時おススメなのは、エリアを広げて見ていくこと。住み慣れた街だけに絞って探すのも良いですが、見知らぬ街であっても、自分たちに合った環境や住まいが見つかるかもしれません。初めから一つのエリアを絞らずに、視野を広げて縁のないエリアも探し、そこからある程度絞っていけば新しい物件との出会いがきっと増えるはず。アーレックスでは愛知県の幅広いエリアで完成見学会を開催しているので、今まで関心を向けていなかったエリアの物件にも一度足を運んでみても良いかもしれません。

電話やネットで事前予約

完成見学会は基本予約制です。洗い出した理想の住まいのイメージに沿って見学会場を探し、希望条件に合っている、または住まい選びの参考になりそうな見学会の情報に巡り合えたら、好機を逃さず予約しましょう。特に人気のある分譲住宅は、すぐに予約が埋まってしまったり、成約になってしまう可能性も…。気になったらまず予約&見学することをおススメします。

質問リストを作っておく

完成見学会は、1時間ほどを目安に開催されると考えておきましょう。その場で気になる点を見つけて、その都度質問するスタイルでは、満足いく見学会とはならない可能性があります。限られ見学時間を有効活用するために、事前に質問リストを作成し、当時に慌てずに見学&質問しましょう。

完成見学会で確認すべきポイント

質問リストを作成する際にヒントとなる項目をまとめました。

土地サイズ・建物の大きさ・家族構成について

元々の土地の広さはどれほどなのか、建物の大きさはどの程度なのか、完成見学会に同行しているスタッフに質問しておきましょう。自身が検討している住宅のサイズ感と比較することで、イメージしやすくなります。加えて、部屋数や間取りなど、何人家族で住むことを想定してつくられているのかも忘れず聞いておきましょう。

物件のコンセプトやこだわりのポイント

アーレックスでは、一つひとつの物件に必ずコンセプトが存在します。建築家が一棟一棟思いを込めて設計しているので、こだわりポイントは必ずヒアリングしておきましょう。

総費用・予算の割り振り

予算感は必ず確認しておきたい項目の一つ。予算配分やプランニング、標準仕様とオプション費用など、担当スタッフにしっかりと確認&相談してください。

耐震性能・断熱性能・気密性能について

マイホーム購入で必ず押さえておきたいのが、地震に対する備えと、今後の暮らしを左右する断熱性能と気密性能。参加するすべての見学会で担当者に確認するようにしておきましょう。アーレックスでは自社内に構造設計士が在籍しているので、高い耐震性(最高ランク「耐震等級3」)を維持しながら幅広いデザインを取り入れています。またすべての物件で、国が定めるZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)の基準である、UA値0.6以下を満たす数値としているため、高い断熱性能を実現しています。

内装・外装・外構の仕上がり

丁寧な仕事ぶりは、細かな部分に現れます。クロスが剝がれていないか、フローリングに浮きはないか、外壁に傷や汚れはないか…など細かな意匠まで詳しくチェックしておきましょう。

周辺環境をチェック

隣の家から見えにくい設計になっているか、人通りは多い場所なのかなど、周辺環境も忘れず確認しておいてください。

間取りや設備、生活動線などの使用感

廊下の広さやコンセントの位置、階段の昇り降りのしやすさなど、些細な部分も暮らしやすさに繋がっています。また、毎日の家事を想像しながら各部屋を行き来し、動線をチェックすることも重要なポイント。実際に生活したことを想像しながら、一つひとつの使用感を確認していきましょう。

完成見学会での5つのマナー

来場予約は必須

完成見学会は基本的に予約必須です。事前に予約をしておかないと、営業スタッフの手が足りていなかったり、当日に他の予約が入っている場合もあるため、お互いのためにも予約をして来場するようにしてください。

上履き・手袋を持参する

見学会当日は、スリッパなどの上履きや手袋を持参しましょう。会場に準備されているケースがほとんどですが、念のため用意しておくと安心です。また、夏場は靴下を着用した上で見学するのがベター。加えて、ヒアリング内容を書き留める筆記用具やサイズ感を測るメジャーの持参もおススメします。

撮影可否の確認

注文住宅はもちろんのこと、分譲住宅であっても場合によっては撮影NGのケースもあるため、事前に許可を取ってから撮影するようにしてください。撮影OKであれば、人物を入れて撮影するのがおススメ。奥行きやサイズ感が人物との比較によって分かりやすくなります。

建物や家具を傷つけないように注意する

見学する際は、建物や家具を傷つけないように細心の注意を払って見学しましょう。特に盲点なのが、カバンやコートの取り扱い。カバンに付けているキーホルダーや厚手のコートなどで、壁を擦っていることに気付かずに傷を付けてしまう恐れがあります。貴重品や見学にあたって必要なもの以外は、見学時に持ち歩かない方が無難です。また、子ども連れの方はお子様が自由に室内を走り回ったり、設備やインテリアを触ってしまわないように目を離さないように気を付けておきましょう。

飲食はNG

注文住宅は言うまでもないですが、分譲住宅は販売中の物件です。汚してしまう可能性があるため、飲食はNGとなっています。飲み物であっても「ちょっと一口」のつもりがこぼしてしまった…ということもあり得るため、基本飲食は屋外で行いましょう。ただし、建物の外であっても外壁や外構にも配慮して敷地外に出るなど、物件によって配慮が必要です。

AREXでは毎週20会場以上で完成見学会を開催中しています。担当スタッフがお声がけしない「勝手に見学DAY」や、お仕事後でも参加できる「夜の見学会」など、様々なスタイルの見学会を企画しているので、お客様のご希望に合う見学会がきっと見つかるはず!ぜひ一度、細部まで妥協しないアーレックスの家づくりを現地にて体感してください。