イメージ不足が原因？注文住宅でありがちな失敗について。

憧れのマイホームには、自分達の希望を取り入れたいですよね。しかしせっかく注文住宅を建てても、理想通りの形にならないケースもあります。理想の注文住宅を建てたいなら、失敗する理由を明確にして対策することが大切です。そこで今回は、注文住宅にありがちな失敗例を挙げながら、満足度の高い注文住宅にするためのポイントをご紹介します。

注文住宅に関する失敗が多い理由

注文住宅を建てるとき、実際に展示場でイメージに近い間取りを見たり、自分がイメージする住宅をメーカーへ伝えたりしながらどうするか決めていきます。しかし誰もが初めて注文住宅を建てるため、自分がイメージする間取りや雰囲気と、実際に完成した住宅には大きな差が生まれることが多いです。

とはいえ、注文住宅がイメージどおりにならなかったからといって、簡単には家をリフォームはできません。時間もお金もかかります。そこで注文住宅を建てる前に大切になるのが、注文住宅でありがちが失敗例を知ることです。よくある注文住宅の失敗例から学べば、自分が注文住宅を建てるときの参考にできます。そこで次に、注文住宅でありがちな失敗例をご紹介します。

注文住宅でありがちな失敗とは？

注文住宅でありがちな失敗例は大きくわけて以下の3つがあります。順番に見ていきましょう。

家事動線の失敗

よくある失敗例に、家事動線がうまく設計できていなかったというものがあります。間取りと家事動線は、注文住宅ができてから簡単に直すことができません。そのため、時間をかけて設計を決めることが大切です。特にリビングやダイニングの家事動線をしっかり確保できないと、日常生活の動きにムダが出てしまいます。そうすると毎日の生活や家事の中でストレスがたまりやすくなります。

水回りの失敗

洗面所と脱衣所をひとつの空間でまとめてしまったことを、後悔する人もいます。家族が多い家庭だと朝顔を洗ったり、洗濯をしたり、お風呂に入ったりするとき、たくさんの人が洗面所や脱衣所に集まります。そのため朝の忙しい時間帯にひとつの場所が混雑し、生活に支障をきたすケースも。家族が生活をしていてストレスを感じないよう、脱衣所や洗面所はわけるなどの対処を検討することがおススメです。

収納スペースの失敗

収納スペースが少なく、荷物が入りきらないケースもよくあります。また逆に、収納スペースを作りすぎてデッドスペースが出てきてしまう場合も。そのため自分の家族の荷物の量や、どれくらいのスペースがあれば収納できるのかを考えることも大切です。

注文住宅の失敗を防ぐための注意点

おしゃれな家にしようと思うと、暮らしにくい間取りになる可能性もあります。そこで大切になるのが、将来自分や家族が暮らすことを重視して家を設計することです。ここでは、注文住宅の失敗を防ぐために注意すべきことを解説します。

ストレスのない生活動線・家事動線を考える

注文住宅を建てるとき、どうしても主婦目線で家事動線ばかりを優先してしまいがちです。しかし、家族が快適に暮らすためには、生活動線にも配慮することが重要です。家事動線と生活動線の両方を考えることで、家族全員がストレスのない快適な生活を送ることができます。

自分達のライフスタイルにマッチした間取りにする

「おしゃれな注文住宅を建てたい」と考える人は多いです。しかしそれは、本当に家族に必要な間取りになっていますか？モデルハウスはあくまでもモデルで、注文住宅を建築するすべてに適した間取りではありません。「注文住宅を建てるならこうするべき」という先入観を持ち過ぎず、自分たちのライフスタイルに合った間取りを取り入れるようにしましょう。

見た目やデザインだけにこだわらない

雑誌などで見かけるインテリアやデザインに憧れて注文住宅を建てる人もいますが、見た目だけでなく本当にそれで暮しやすいのかを考えましょう。おしゃれだけでインテリアやデザインを決めてしまうと、自分達のライフスタイルに合わずに後悔する可能性があります。見た目やトレンドに流されずに、自分達が使いやすい住みやすい家にすることを考えましょう。

収納はコンパクトにスッキリが基本

収納は「必要なものをコンパクトに収納する」ことが基本です。新築したからといって収納スペースを作りすぎると、生活スペースが狭くなる可能性があります。必要なものを収納できるだけのスペースを確保することが重要です。

注文住宅でなら、ゼロから自分達の理想の家造りができます。しかし理想の形だけにこだわると、生活がしにくくなり、建ててから後悔する原因になることもあります。本当に理想の注文住宅を造るなら、自分達のライフスタイルに合わせた動線や間取りを考えましょう。家に自分達を合わせてしまうと、毎日ストレスを感じてしまいます。自分達がそこで暮すための快適な空間に、少しだけ理想をプラスしてプランニングすれば大きな失敗はありませんよ。