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2021.10.27

土地ありの方が注文住宅を建設するまでの主な流れとは? 順を追って解説。

住宅を建てるための土地があると土地探しの手間が省け、土地を購入する費用を省くことができます。しかし、土地があるからといって、すぐにその土地に家を建てることはできません。住宅を建てるには、様々な手続きや順序があります。ここでは土地を所有している方に向けて、注文住宅を建設するまでの流れを解説します。

土地ありの方が注文住宅の建設を業者に依頼するまでの流れ

土地を所有している場合、その土地に建物が建設できるかどうか地盤調査をしたり、どのくらいの費用で住宅を建設したいか予算を考えたりと順序だてる必要があります。建設業者に依頼するまでの流れを紹介します。

地盤調査

地盤調査とは、建物を建設する際に地盤の強さを測る調査のことです。地震が発生したり、大雨が降ったりした際、地盤が不安定で住宅が倒壊してしまっては大変です。災害に強い家づくりを行うためにも、地盤調査は必要不可欠といえます。まずは、所有している土地が住宅を建設することができるか調べるところから始めましょう。

住宅の情報収集

注文住宅を購入する際、間取りや設計、おおよその費用について情報を収集する必要があります。情報を収集せず思いのままに行動してしまうと費用が膨大になってしまったり、間取りや設計の具体的なイメージがつきにくくなったりする恐れがあります。どのようなデザインや間取りを取り入れるか、自分の理想に近い間取りで設計した場合、費用はどのくらいかかるのか情報を集めておきましょう。

予算を決める

建設する家のイメージがおおよそ固まったら予算を決めます。大まかな予算を決めておくと、依頼する建設業者を絞ることができるので予算を決めることは大切です。

建設業者探し

予算が決まったら家づくりのパートナーになる建設業者を探しましょう。施工を依頼する建設業者選びは重要です。建設業者は、ハウスメーカーや工務店などさまざまな業者があります。依頼する建設業者によって費用や材料の品質に違いがあるので、事前に業者の情報を収集することをおすすめします。建設業者を選ぶ際は、資料請求をしたり、実際にモデルルームに足を運んだりして情報を得ると良いでしょう。

見積と間取り・設計を決定

依頼する建設会社の候補をピックアップできたら、見積と設計プランを依頼します。日差しがたくさん取り込める窓や広いベランダなど自分の希望する間取りや設備があれば、リストに挙げて伝えるとスムーズに進むでしょう。ここでのポイントは、複数の建設会社に依頼することです。同じ希望を伝えても、ハウスメーカーや工務店によって見積もりや設計プランは異なります。必ず複数の建設会社を比較して自分の希望に合う業者に依頼しましょう。

土地ありの方の注文住宅の契約から引き渡しまでの流れ

建設業者選びを経て依頼する業者が決まったら、信頼できる建設業者というパートナーを携えて家づくりを完成させていきます。ここでは、建設会社との契約から引き渡しまでの流れを紹介します。

契約締結と住宅ローン申し込み

依頼する建設業者が決まったら契約を結び、住宅ローンの申し込みに移ります。いきなり本審査に臨むのではなく、事前審査から行いましょう。事前審査を申し込むと、おおよその借入金額が分かります。また、金融機関によって借入金額が異なる場合があるので、いくつか金融機関を選び各社比較すると良いでしょう。

着工

住宅ローンの審査が通ったら着工へ進みます。着工前に依頼した建設会社と詳細な設計プランを打ち合わせします。着工してしまうと基本的な構造や間取りを変えることは難しいです。着工後に希望と違うということがないためにも詳細な打ち合わせが必要といえます。また、住宅を建設する近隣の家に事前に挨拶を済ませましょう。工事による騒音は近隣住民に迷惑となる恐れがあります。後々トラブルにならないためにも、事前の挨拶が必要です。

完成・引き渡し

住宅が完成したら内覧をして完了検査を受けます。完了検査とは建築確認申請内容通りに建物が建てられているか確認する検査です。検査して問題がなければ検査済証が発行されます。引渡し前に施工主立ち合いのもと不具合がないかチェックし、気になるところがあれば修正依頼をしましょう。無事に修正が終われば正式に引き渡しとなります。

土地ありの状態で注文住宅を建てる際に注意するべき点とは?

土地を所有していて注文住宅を建設する場合、注意点が二つあります。一つは必ずその土地に住宅が建てられるか確認することです。住宅を建設したいと思っても所有している土地に住宅が建てられなかったら何も進みません。住宅を建設できる土地かどうか必ず確認しましょう。そして、二つ目が信頼できる家づくりのパートナーを探すことです。自分好みの家を建設するためにも、信頼できる建設会社に施工を依頼しましょう。

ここでは、土地がある方に向けて注文住宅を建てる際の流れや注意点を解説しました。トラブルなく家づくりを行うためにも慎重に計画を立て、住宅建設のための情報を収集する必要があります。自分でできることを一通り行ったら、信頼できる建設会社を選び、パートナーとして理想の家づくりを一緒に行いましょう。